働く人

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interview

社員インタビュー

#技術部

#入社4年目

未経験から始めて、技術職として着実に成長できる環境

武内博紀です。技術部に所属し、現場作業を担当しています。入社して6年目になりました。前職はドライバーで、建設業界はまったくの未経験からのスタートでした。はじめはアルバイトとして入社し、その後、正社員として働くことになりました。 この業界の仕事は、今でもすべてを把握するのが難しいと感じるほど幅広い分野にわたります。覚えることも多く、学ぶべきことが尽きない現場です。けれどその分、意欲があれば未経験でもしっかり挑戦できる環境が整っていると感じています。私自身もはじめは苦労しましたが、2年間の経験を積む中で次第に慣れ、自信を持って仕事に取り組めるようになりました。 未経験から始める方にとってのハードルは、各分野ごとに異なる決まりごとを覚えることだと思います。当社の技術部では、水道・電気・ガスといった複数の分野に携わるため、幅広い知識が求められます。単一の専門分野では得られない学びが多く、スキルアップにつながる面白さがあります。現在、私は基本的に一人で現場に出ています。社長と一緒に動くこともありますが、自分の判断で作業を進める機会が多く、その分やりがいも大きいです。 この仕事の魅力は、お客さまと直接関わる中で、感謝の言葉をいただける瞬間にあります。「助かりました」「ありがとう」といった言葉をいただくたびに、この仕事の意味を実感します。特に、水漏れや電気のトラブルといった緊急の場面では、お客さまの安心につながるように迅速に対応することが求められます。その際、応急処置で状況を落ち着かせたうえで、後日しっかりと工事を行います。トラブルを最小限に抑え、お客さまに安心していただけるよう努めることが、私たちの役割だと思っています。

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やりがいと責任感を持って、日々の業務に取り組む

日々の作業では、さまざまな道具を使います。私は異業種からの転職だったこともあり、物づくりに関わることそのものが新鮮で、とても楽しいと感じています。もちろん、本格的な作業は、大工さんや電気工事士さんなど、専門の職人さんにお願いしています。やはり専門の方々の技術は素晴らしく、現場ではいつも学びがあります。 現場では、私(技術職)と職人さんたちがチームを組み、水道、電気、大工など幅広い分野の作業を協力しながら進めています。私は、各職人さんへの指示出しや現場全体の管理を担当しています。さまざまな分野をつなぐ役割として、現場の円滑な進行を支えています。 仕事を進める上で何より大切にしているのが「安全管理」です。高所作業や足場の悪い場所での作業、ノコギリや丸ノコといった工具を使用することもあります。鉄板などでの怪我のリスクもあるため、常に周囲と自分自身の安全に目を配りながら仕事をしています。 また、現場では初めて経験する作業に挑むことも多く、分からないことに直面する場面もあります。そんな時は、説明書やYouTube、オンラインでの情報を活用したり、社長や職人さんに電話で相談したり、自分なりに考えて一つひとつ乗り越えています。誰かに頼るのが難しい場面もありますが、だからこそ一つの作業をやり遂げたときの達成感は大きいです。 たとえば、通常は水道業者が担当するトイレの便器の取り付けも、当社では技術部の仕事として対応します。もしも水漏れがあれば、お客さまだけでなく、マンションであれば下の階にも影響が及ぶ可能性があります。そのため、失敗が許されないという緊張感もありますが、その分、仕事に対する責任感が自然と身につきます。 現在、現場に常駐するのは私と社長のみで、外注の職人さんは基本的にスポット対応のため、普段は一人で現場を担当しています。そうした中でも、困ったときにはネットや映像教材、電話での相談など、あらゆる手段を使って解決を図っています。「お客さまをお待たせしている」という思いと、「現場で期待されている」という意識を常に持ちながら、仕事に取り組んでいます。 私の中には、「できないからやらない」という選択肢はありません。どんな状況でも前向きに考え、責任感を持って取り組むことが、自分の成長にもつながっていると感じています。

コミュニケーション力と技術力を磨き、働きやすい環境で成長

入社してから自分の中で最も成長を感じているのは、お客さまとのコミュニケーション能力です。以前はあまり得意ではありませんでしたが、現場でお客さまと接する機会が増えていく中で、少しずつ会話の力がついてきました。職人さんと一緒にお客さまのお宅を訪問する際には、私が元請けとしてご挨拶をすることもあります。そうした経験を通じて、自分の成長を実感できるようになりました。 もちろん、技術的なスキルも日々少しずつ向上していますが、それ以上に人と向き合う力が大きく育ったと感じています。現場ではお客さまの要望をきちんと聞き取る力が求められるため、コミュニケーションは欠かせません。 今後は、仕事に活かせる資格をいくつか取得し、さらにスキルアップを目指していきたいと考えています。資格取得にかかる費用は会社が負担してくれますし、平日に講習に行くことも可能なので、前向きに挑戦しやすい環境です。 職場の雰囲気はアットホームで、皆さんとてもあたたかく接してくださいます。年齢層は少し高めかもしれませんが、やる気がある方であればどなたでも歓迎される風土があります。現場で一緒に働く職人さんたちも、皆さん優しく、困ったときにはお互いに助け合っています。私自身も未経験からの入社でしたが、そうした環境に支えられて、ここまで続けてこられました。 働き方については、自分のペースで無理なく調整できる部分が多いと感じています。平日は朝8時から夜7時や8時頃まで働くことが多いですが、現場が近い場合には早めに帰社することもあります。勤務時間が長くなる日はありますが、残業代はきちんと支給され、土日の休日も確保されています。休日出勤があった場合には、振替休日を取得することも可能です。 現場作業は、体力的・精神的に負担が大きいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。私自身はそれほど大変だとは感じていませんが、人によっては長時間働くことが難しい場合もあるかと思います。そのようなときには、周囲がサポートしてくれますし、個々に合った働き方を模索できる環境が整っています。 技術職に就くうえでは、体力や仕事に対する責任感が求められる場面もありますが、若い方が入社された場合は、定時退社できるような配慮もあります。無理なく取り組める範囲からスタートし、徐々に慣れていく中で、自然と体力的な部分もついてくると感じています。 これから働き始める皆さんには、「自分がやりたいこと」を大切にしていただきたいと思います。条件や環境ももちろん重要ですが、自分の気持ちに素直でいられる仕事は、きっと長く続けやすいはずです。最初からすべてが明確でなくても、働く中で見えてくることもあります。自分に合った場所を見つけて、前向きにチャレンジしていってください。 私は働くことが好きです。もちろん、仕事をしなければ生活できないという現実的な理由もありますが、誰かの役に立てること、感謝の言葉をいただけることが、大きなやりがいになっています。お客さまに満足していただけるものをつくる、あるいは修理することにやりがいを感じる方には、きっと合った職場だと思います。